前からプリントを回してきた女の子に「よろしく！」と声をかけました。
中学3年生の2学期始めの日。くじ引きで決められる席替えで私は廊下側の一番後ろの席を引き当てました。
私は中学2年の時に引っ越してきていたので、3年生の2学期になっても全員のことを知っているわけではありませんでした。
だから席が近くなった人とは少しでも仲良くなりたいと、前からプリントを回してきた女の子に「よろしく！」と声をかけました。
その子は、1学期のときは話したこともなく、存在すらよく覚えていなかったんですが、話しかけて思い出しました。
中学2年で来たときに、初めてできた男友達が「この学年でかわいい子をクラスごとに紹介していくわ！まず1組はあの〇〇さん、2組はあそこにいる〇〇さん。」
あの時の6組の人でした。
最初は色白いな～くらいにしか思っていなかったのですが、席が近いので話してみると笑いのツボがぴったり。私の言うことに笑ってくれる彼女のことを少しずつ気になり始めていました。
そこから急展開で仲良くなりだしました。
ある日の体育終わり、彼女が教室にもどってきたときいつも2つ結びだった髪がストレートになっていました。
体育のあとなので色が白いのに火照った頬、いつもと違うそのままの髪型。「なんやその髪！」「時間なかったんやからしょうがないじゃん！」そのやりとりの最中に惚れました。
今まで気になっていた存在から好きな人になっていました。
私たちは中3、受験がやってきます。
私はA高に行くつもりでした。彼女はB高、なんでこんな時期に好きになってしまったんだ。と思っていたところ、
彼女から「一緒にB高目指さん？」との誘い。すぐに志望校をB高に変更しましたｗ
受験の2日前、当時女子の間ではやっていたキットカット（きっと勝つ）交換しようと、彼女から言われ、スーパーに買いにいき次の日交換。
彼女のキットカットには、「同じ高校に行って、いっぱい面白い話しようね」と手紙がついていました。
結果は、2人とも合格。
そのあと、近所の女友達に高校入ったら男いっぱいいるし、彼女可愛いから狙われるよと急かされ、
へたれだった俺は夜中に買ってもらったばかりの電話で告白しました。
結果はOK.最高の気持ちでした。
他校から来た同じ学年の部員にはつき合っていることは内緒にしていたのですが、どうも彼女は試合中
俺のことばかり応援していると、勘づかれ白状しましたｗ
付き合って1か月のときの、初デートはデパート。
なんか地下のジェラート食べたなぁ。
プリクラも初めて撮った。横にいるのが緊張してしかたなかった。
その日の帰り、彼女の家の近くの道に入ったとき
彼女「手、つなぐ？」
俺「はっ？えっ？ここで？汗」
彼女「じゃあ、ここでいい。」ギュッと洋服を掴まれました。
起ちましたｗｗｗ童貞にあれはやばかった。。。ｗ
というか、こういう細かいのはいらないですかね？っ汗
初めてのキスはなかなか時間かかったけど、夜の公園で。彼女嬉しくて泣いてました。
初めて童貞すてたときも、お互いはじめてで苦戦したけど彼女幸せって泣いてた。
高校3年間いつも一緒にいて、こんだけ人を好きになることってないんだなって思いました。
付き合っているとき、毎月彼女は私に手紙をくれていました。その流れで、付き合って1年のときに10年後の自分たちに手紙を書こうということになったんです。
自分にと、相手にと2枚ずつ。
その手紙は私が預かることになりました。
時はたち、高校卒業。お互い県外だけど同じ県の大学に行くことになりました。
相手の卒アルには「絶対結婚します！」とか書いちゃったな～
大学生になり、私たちは変わりました。
彼女は同じ県の大学だけどすぐには会えない。いつも一緒にいたので会う時間が少なくなるのに耐えられなかった。
彼女のことを好きなあまり、束縛をしてしまいました。自分に自信がなく、彼女のことが魅力的すぎて、ほかの男にとられると思ってしまった。
束縛をしてもいつも一緒にいたから、別れるわけがないと思ってしまっていたんです。
彼女といることを当たり前に思いすぎていました。大学１年の夏、彼女から別れを告げられました。
それからは、もうどうでもよくなり色んな人と遊んだりしました。ある程度遊んだら彼女もできた。
でも、あの頃感じた「結婚したいな」と思える相手には巡り会えなかった。
中学、高校の思い出の中にはいつも彼女がいて、それを越せる人には会えなかったんです。
でも、彼女には戻りたいと言える自信もなく、連絡することはありませんでした。
自分の欠点を克服しました。自分に自信がついたおかげでオシャレにもなったし、就職も無事に決まりました。
大学卒業も近づいていた冬。私のバイト先に彼女は突然現れました。
別れて以来会っていなかったので、３年半ぶりに会う彼女。地元で就職がきまったと私に伝えたくて会いにきたとのことでした。
「それくらいメールで言えよ」って言いながらも、本当は嬉しかった。
それから次の日に連絡がきました。ご飯食べに行こうというものでした。
彼女はいたけど、ごはんくらいならいいかとOKしました。
バイクで迎えに行き、店の駐車場にとめ食事。終わって、帰ろうと思ったら、車があるせいでバイクが出せない状況に。
冬で寒かったので、歩いてカフェに行くことに。雪がふってきて折り畳み傘を持っていた彼女に入れてもらいました。
高校のときを思い出してしまいました。カフェで2人で話していてもやっぱり面白い。
でも、俺には彼女がいるから。彼女にも彼氏いるんだろうな～、ってかなんでごはん誘ったんだ？とかいろいろと考えていました。
連絡が来るようになりちょっとずつ会うように。
彼女と話をしているときに聞いた
「次付き合う人とは結婚したいなぁ」の言葉に、
もう一度告白を決めました。
結果は「よろしく」。
そのあと、終電がなくなりバイクで家まで送ることに。
寒いからあがっていいよと通された家の中で、昔の話をしていました。
「昔は楽しかったね、次付き合う人とは結婚したいなぁ」
という言葉にもう一度告白を決めました。
告白したのはその時の彼女にしっかり別れをつげてからですけど。
そして、付き合ったから、後日実家に帰り机をあけると当時のプリクラや、キットカットのときにもらった手紙、１０年後に向けて書いた手紙
がでてきました。
長くなりましたが、今年の4月が最初に付き合って10年なんです。最初に付き合った日に入籍します。
そのときにあの手紙は開けようと思っています。
ながくなってすいませんでした。書き溜めてから投稿するように、以後きをつけます。
既婚じゃないのにすいませんでした。。。
ほいお疲れ！幸せにな！
書くの難しいです。。。勉強します！
乙。
あとは十年二十年、年を重ねていってな。
おしあわせに。
彼女を泣かすんじゃないぞ。