とうとう2人で逃げてしまったらしい
ウチは限界集落で近所が遠く,その夜は満月で明るかった
その日は祖父が農作業中に怪我をして状態が思わしくなく両親共に留守
「今晩はやけに犬が吠えるなー」と思ってたらトラックが玄関に突っ込んで来た
台所から玄関の見える家の造りだったので
高1の姉が「弟ら!早くストーブの火ィ消してお隣に行け!!」
意味不だが自分ら兄弟は姉に言われた通り,自分は傍のストーブ消して
裏口から逃げ出した
中2の兄Cが引き返したので姉を迎えに行ったと思いお隣へ向かったが
何故か鍋を抱えた兄が追掛けて来た
「えっ?兄ちゃんなんで鍋持ってるん?!姉ちゃんはどうしたの?!」
「えっ?姉ちゃんは一人で逃げられるでしょ?!」
お隣に駆け込み,おじさんに姉が危険かも知れない旨伝えて
家に行ってもらった