彼氏のDVに悩んでいた友人を救ったピンクのふわふわ手錠を持ったカップル。

大学の頃の話。友人からの思い出話をまとめました。 
全員、同じ大学の学生。 

A子・・・DV被害者。B子と仲がいい。 
A彼・・・DV男 

B子・・・お人よし。見た目清純派美人。 
B彼・・・成績優秀。生真面目。まずまずイケメン。 

A子が彼氏のDVに悩んでB子に相談を持ちかけてきた。 
普段は優しいのだが、気に入らないことがあると声を荒げ 
勝手にヒートアップして殴る蹴るの暴行に及ぶらしい。 
何度も被害にあったので別れたいのだが、殴られそうで怖いという話だった。 
B子の部屋（お嬢さんなので部屋が広くて綺麗だったから）で別れ話を落ち着いてすることになった。 

立ち合いはB子とB彼。 

B彼「なんでこういう余計なことに首突っ込むの」 
B子「だってA子は友達だし。力になってあげたい」 
B彼「まあそれ言われると。うーん、しょうがない」 
というふうに、ややスタンスに差があるBカップル。 
コーヒーを入れて「ゆっくり話してね」と隣の部屋で待機。

最初は冷静に話していたA彼だが、A子の決心が固いと分かるや口調がヤ○ザになりカップをA子に投げつける。 
コップの割れる音でB彼が隣から止めに入ったがなぜか真っ先に殴られる。 
B子もA彼の腕をつかむも振り飛ばされる。 
逃げずに見ていたA子、頭を殴られ髪を捕まれて首をガクガクされる。 
ここで立ち直ったB彼がA彼の後頭部を殴り、A子から引きはがす。 
なおも暴れるA彼だが自分で投げたカップの破片を踏んで、派手に足を切ってしまい 
ひるむところへB彼がタックル。 
そのままのしかかってB子も加勢して拘束完了。 

A彼が落ち着くのを待って「これ犯罪だよ。警察呼ぶよ。録音してあるからね、今の」と脅しあげ。 
腹を決めたA子が親に電話 し、両親が来る、救急車が来るの騒ぎになった。 
あとの処置はA子親に丸投げ（告訴か示談かで揉めたらしいがそこは省略）。 
暴れた時点では警察は呼んでないが、後日いろいろ聴取はされたらしい。 
A彼はその後、大学からいなくなった。 

Bカップルは「ほら見ろ、エラい目にあった」「怖かったねえ」と 
仲良く2人で割れたカップを片付け、血を掃除したということでした。

いくらかたって、以上の話をA子から大学で聞く友人たち。もちろんBカップルもいる。 
そこでA子の爆弾発言。 
「ねえ、B子、なんで手錠なんて持ってたの？」 
詳しく聞けば、A彼を押さえたB彼にB子が「これ！」といってピンクのふわふわ手錠と 
足枷を手渡して、それでA彼を拘束したということらしい。 

B子、顔を真っ赤にしてその場から全力で逃走。 
残されたB彼、全員が注視する中「それは・・・言えんなあ」とボソリ。 

すぐに忘れられたA子の修羅場よりも、さわやかカップルから変態カップルに評価がかわり 
ことあるごとに「お願いだから忘れてよー」とアタフタするB子や「なんというとばっちり」と 
ボヤきまくるB彼のほうが気の毒な修羅場でした。

乙 
やっぱB子が手錠される側なんだろうか

乙 
オチの付け方が面白い

ティーン向けの雑貨屋に売ってたりするし 
ネタで買った・貰った、とか何かの景品だったとかいくらでも言い訳できるのに