クズ男と付き合った私の友達が幸せになるまでの話を聞いてくれ(；´Д｀)

巻き込まれ修羅場投下。フェイクありなので矛盾があるかもだが許せ。 

友子…修羅場の主人公。当時大学生。大人しく真面目な性格で、やや依存型。恋愛経験があまりないらしい。 
彼男…友子の彼氏。友子の8歳上でフリーター（居酒屋バイト）。 
イケ太…私と友子共通の友人。当時大学生。 
私子…当時大学生。友子とは親友。 

親友の友子が「彼氏ができた」と嬉しそうに言ってきたのが、三年生の春。可愛らしい癒し系巨乳だけど、真面目な性格からか彼氏いない暦＝年齢だった友子。私もすごく嬉しかった。 
相手は8歳年上のバイト仲間。…実は私子はこの時点で「？」と思ったけれど、まぁ事情は人それぞれだからと思っていた。 

しかし、付き合いだしてからすぐに友子の様子がおかしくなった。 
・あまり授業に来なくなった 
・来てもどこかうわの空、元気がない 
・急に連絡不精になった 
・遊びの誘いをほとんど断るようになった 
・遊んでいても、すぐに帰りたがる 

周りの友達は「あの子って彼氏できたら変わるタイプだったんだ」って離れていってしまった。（まぁ気持ちはわかる。） 
友子は自然と一人でいることが多くなった。 

私子はもともと仲が良かったから気にかけていたんだけど、学校に来ない・連絡もつかない…では心配のしようもなく、会った時にはランチに誘ったりしていた。 

ある夜、急に友子から電話が。出てみると泣いている。びっくりして「どうしたの？」としか言えなかった。 
友子は彼男と喧嘩したらしい。彼男の家を文字通り追い出され、友子の携帯と財布だけ投げつけられた。靴もない、鍵もない、帰れないのだという。 
「こんな時だけ頼ってごめん…」と泣く友子を落ち着かせて、頑張って近くのコンビニまでは行ってもらって、私子は迎えに行った。 

途中偶然電話をかけてきたイケ太に「彼氏と喧嘩した友子を迎えに行く」とだけ話したら、車を出してくれるという。 
友子にも了承を取り、イケ太と一緒に友子を迎えに行き、三人で私子の家に帰った。 

明らかに暴力を受けた様子の友子。何度も謝りながらこれまでのことを話してくれた。 

・彼男は浮気性で、友子が少しでも目を離すと浮気をしていた。（例えば、友子の授業中に女の子を家に上げてセクース。ほんの少しの隙をみてヤる。） 
・浮気されたくない→目を離せない→授業や友達を軽視してしまった。 
・彼男に「友達は裏切る。信用するな」と吹き込まれ、同時期に友達が離れていったので（これは自業自得だけど）、彼男の言葉を信じてしまった。 
・彼男は徐々にバイトを減らし、友子のバイト代に頼って生活している。お金を貸していて、デート代も友子持ち。 
・おかしいと気付き、別れ話をすると殴られた。それ以来、彼男はデートDVを繰り返すようになった。 

もともと真面目ないい子だから、友達や親に対する罪悪感が大きく、誰にも相談できなかったらしい。 
何度も謝りながら話す姿は少し病的とも言えて、虐待を受けた子どもみたいだった。 

友子を寝かしつけてから、私子とイケ男は気まずい雰囲気でとりあえず飲むことに。酒でも飲まないとやってられなかった。 
そこで酔ったイケ男から爆弾発言。 
「一年の時からずっと友子が好きだった。彼氏ができて諦めようとしてたけど、どうしても無理だった。今の友子を見ても気持ちが変わらない。守りたい」と。 
酒が抜けてから改めて聞いても、気持ちは変わらないみたいだったので、これは本気だな…と。 

まぁでもその気持ちは胸にしまってもらって、私子とイケ男は友子の別れ話に協力することになった。 
協力って言っても至ってシンプルなんだけど、 
・ファミレスで私子・イケ男同席で別れ話 
・騒ぎになるようなら警察・親に連絡 
・別れられたら速攻で引越し、連絡手段を遮断 
というもの。 

ちなみに彼男親の連絡先は、彼男が勝手に友子の携帯を使っていたみたいで、簡単に入手。 
引越しについては、友子が自分の親に正直に話し、多少怒られたらしいが「怖かったね、よく話してくれたね」と全面協力してくれた。 

別れ話当日。典型すぎてつまらないので簡単に書くけど… 
・私子とイケ男がいることにファビョる彼男。 
・別れ話でぶち切れる彼男。 
・暴力に出ようとして店員に止められる彼男。 
・警察呼んだ私子。 
・またファビョる彼男。 
・泣いて土下座の彼男。「別れたくないよぉぉぉぅぅ…友子ぉぉ…愛してるんだぁぁぅぉぉ…」 
・ドン引きの警察。 
・もしかしてクスリやってる？　と親呼んだ警察。 
・友子へのデートDV発覚。診断書を取っていたため、傷害容疑でタイーホ。 
・結局示談になったけど、たくさんのお約束(近付くな、連絡するななど)ができた友子と彼男。 
・彼男は実家に強制送還。 

色々なことが落ち着いた頃、イケ太と友子は付き合い始めた。めでたしめでたし。

…とはいかなかった。友子とイケ太が付き合い始めて半年くらい、彼男と別れてからはもう一年以上経ったある日。私子と友子とイケ太は一緒にご飯を食べていた。 
と、友子の携帯にメールが。知らないアドレスからだった。 

『彼男だよ、久しぶり。友子元気？　俺は元気だよ。○○の試験どうだった？』 

彼男がトラウマになっていたのか、凍りつく友子。わけがわからない私子。怪訝そうなイケ太。 
しばらく三人で「何これ」「なんでアドレス知ってるの？」「怖い」とパニクっていたら、三十分後くらいにまたメールが。 

『メール無視ですか？(怒りの絵文字)　俺は友子のことを許してあげてもいいと思っているのに。返事ください。』 

そしてさらに十分後。 
『返事ください。返事くれなかったら別れるから！！』 

別　れ　る　か　ら　…　？

ｽﾞｺｰ

もちろん「友子がまだ彼男と繋がっていて…」的なことではなく、彼男の勝手なる妄想メールです。 
どうやら元バイト先のよく事情を知らない人が、うっかり友子のアドレスを流出してしまったらしい。 

友子はまた泣き出すかと思いきや、少し強くなったのかさっさとメールを保護、親に連絡（親から弁護士へ）、拒否＆アドレス変更、バイト先に改めて根回し。 
弁護士さんがちょっと強く出たら、後日彼男両親から弁護士を通じて謝罪があったらしい。 

「強くなったね」と私子が友子に言うと、「イケ太がいてくれるから、私変われたんだ」とはにかんだ友子が可愛くて羨ましかった。 

その後は何事もなく、友子とイケ太は先日結婚した。 
友子の元バイト先情報だと、彼男は地元で人妻に手を出して慰謝料を請求され、現在借金まみれだとか。（真実か定かではないけどね。） 

一般的には別れ話の辺りが修羅場なんだろうけど、私的には「別れるから」というメールが気持ち悪すぎて修羅場だった。 

以上です。書いてみるとつまらんかったな。ま、お茶請けていどに読み流していただけたらさいわいです。 

お茶がない

つ旦

(　・∀・)つ日 ｻﾞﾊﾟｰ 
　　　　　　川

(^q^) 降ってくるお茶おいしいです。

一年以上も経ってから、怖い思いをして別れた相手からメールが来たらゾッとするよね。 
そこで的確に対処できた友子さんは頑張ったね。

乙！ 
友子は幸せだよ 
いい人と結婚できたしいい友達がいるんだから