箸で赤飯をつまむと、にょーっと糸が伸びた。匂いも おかしい

この春異動した弟の引越しを手伝いに行った時のこと。 

昼飯時に義妹が「義兄さんちょっと..」というので、 
付いていってみると、テーブルの上にお袋が作った 
赤飯が。「これ、どう思います?」といいながら義妹が 
箸で赤飯をつまむと、にょーっと糸が伸びた。匂いも 
おかしい。「だめだね、これは」「..ですよね」 
と話しているところに、お袋がやってきた。 
「大丈夫。食べられるよ」と主張するお袋に「妊娠してる 
義妹にこれは食べさせられない」「もったいないとか 
そういう話じゃないからこれは」と説得して廃棄した。 

この件で何が怖かったかというと、明らかに悪くなってる 
赤飯を「ほら、大丈夫だよ」と一口食べてみせる頑固さ加減。 
職場の整理で忙しい弟に代わって俺がいなかったら、無理やり 
食べさせられてたんじゃないかと思うと背筋が寒くなった。 

せっかく前の晩から準備したのに誰の口に入るでもなく 
捨てられていく赤飯を残念そうな顔で見送るお袋も 
かわいそうだとは思ったけど、「もったいない」という 
気持ちとお袋の孫の命とは引き換えに出来ないよ、やっぱり。

しかしなんで冷蔵庫に入れないんだろう。 
冷えたって少し蒸せばまた柔らかくなるだろうにな。

まさか嫁いびr